翔龍への未知。

日々感じたことを思いのままゆるーく気ままに綴ります。よろしくお願いします。

夜の街でのこと8。

夜の街。
甘くないことをしばらくしてから身にしみて理解する。

まず、キャスト。
記憶力がものをいう。
はっきり言って物覚えがよくないと上にはあがれない。
間違いない。
まずは、お客様の名前、ニックネーム、既婚か未婚か?
好みは?
興味のあることは?
興味のないことは?
どんなドリンクか?
どんなドリンクの順番か?
機嫌がよいときの様子は?
機嫌が悪いときの様子は?
連絡手段は?
休みは?
年齢は推測で何歳くらいか?
誕生日は?
お客様の基本的な情報。
来店する時間帯は?
嫉妬深いか?
みたいな。

お客様が1卓しかないときは1卓に全力投球でよい。
しかし、そのお客様がチェックになればヘルプの仕事かウェイティングで他のキャストの様子を見るしか無くなる。
1卓のお客様の様子を見ながら次のお客様の来店スケジュールを練る。
お客様によってはサプライズをしようと少し早めに来たりするハプニングも。
営業は生ものたる所以である。
1卓のお客様を接客中に他のお客様が来店。
他のお客様のテーブルに行く。
先ほどのお客様のチェックの時間。
新しいお客様の来店時間。
記憶する。
テーブルの位置関係も確認。
次お客様が嫉妬深い人なら次のお客様の案内卓番をキャスト回しに伝える。
自分がフードを頼んでいるならフードのオーダーも覚える。
次に自分のポイントがなんポイントで、次の区切りのポイントまでなんポイント足りないか即時に判断。
今のお客様が何セットなら引き延ばせるか検討し次の来店するお客様を来てもらう手段を練る。
もちろん自分が離れてる間誰がヘルプでそのヘルプのキャストのタイプも考慮に入れる。
グループは簡単だ。
5人いたら2人を延長の気持ちにさせればあとはなびく。
3人なら硬い。
難しいようなら男子スタッフの助けも借りて。
お客様との楽しい心理戦(^^)
1卓だけなら簡単だ。
しかし、ポイントを増やすためにはテーブルを増やすしかない。
テーブルが増えれば増えるほどお客様の嫉妬する気持ちをねじ伏せる心理戦が必須。
仕事がうまいキャストは嫉妬を逆手に仕事をする。
見送りの一瞬のチャンスを逃さない。

ホールスタッフ。
これも頭を使わないとできない。
これは本当。

まず、お客様の顔と名前かニックネームを覚える。
ドリンクも覚える。
そのお客様の指名キャストを覚える。
指名キャストが休みの時は次にお気に入りのキャストも覚えておくと損はない。
お店のテーブル状況。
テーブル状況は5分おきに変わる。
もし今のテーブル状況で指名が重なるお客様が来店した時にどのテーブルに案内すればよいか?
もしくは、まず案内して席替えを受けてくれるお客様かどうか?
お客様が来店。
指名の確認。
お客様によっては常連だと生意気に教えてくれなかったり意地悪で指名替えしたりする。
テーブル状況を見てテーブルに案内。
ドリンクを聴き覚える。
すぐさま、ドリンクを準備し運ぶ。

はい。
まるっきり苦手な分野でした。

まず、キャストの源氏名が覚わらない。
だって、だいたい同じような格好にメイクだからね。
もう言い訳(^^)
お客様の名前かニックネーム。
覚えられない。
ドリンクの好み。
何とかわかるけど。
自信はない。

テーブルの位置関係。
指名同士となりにしたりとか。
失敗ばかりだった。

水商売独特なイロハの洗礼を受けた。
バカにされた。
お客様を怒らせた。
キャストを怒らせた。

失敗ばかりだった。

失敗ばかりすることで、ホールスタッフの仕事が嫌いになりそうだった。

店長のバカにする気持ちが少しでもあるならすぐに辞めろのひと言が頭の中を何度も流れる。

認めたくない。
でも、認めるしかなかった。

最初のライバル店を視察した時にすでに気持ちを見透かされていた。

悔しかった。

何もできなくて。
考えれば考えるほど動けなかった。
お客様を笑顔で迎える最低限のこともできなくなっていた。

店長の気持ちで仕事をしろ。
そのアドバイスを忘れていた。

自分の持ち味が何か?
わからなくなっていた。

まだまだガンガンいきますよ(^^)